海上自衛隊、米「カール・ビンソン」含む艦隊と共同訓練 西太平洋で

2017/04/24 更新: 2017/04/24

海上自衛隊は23日、ホームページで、朝鮮半島に北上している米原子力空母「カール・ビンソン」ふくむ艦隊との共同巡航訓練を西太平洋で同日、行うと発表した。

海上自衛隊は、「日米共同巡航訓練の実施について」とのファイルで訓練について通知。おもな訓練は「各種戦術訓練」と記されているだけで、詳細は明かされていない。

海上自衛隊は、第2護衛隊群司令、護衛艦「さみだれ」、護衛艦「あしがら」が参加、米海軍は空母「カール・ヴィンソン」他、艦艇数隻としている。

カールビンソンは4月はじめ、シンガポールから出発して、オーストラリア軍と共同訓練を実施。22日、米ペンス副大統領は、数日で朝鮮半島近海に到達すると発表した。

最近、北朝鮮の金正恩政権による米軍と同盟国の日本、韓国に向けた挑発的な言動が続き、緊迫感が高まっている。

21日には、韓国との窓口となるアジア太平洋平和委員会の声明で 「敵対勢力は、南(韓国)が灰となり、日本列島が沈没し、アメリカ本土に核が降り注いだとしても、後悔してはならない」と攻撃的な姿勢をむき出しにした。

4月は米韓軍が大規模な合同演習を実施。米トランプ政権は、軍事的な選択肢も排除しない姿勢を明確にしている。

朝鮮人民軍創建85年にあたる25日は、6回目の核実験を行う可能性が高いと考えられている。

(翻訳編集・佐渡 道世)

関連特集: 緊迫の朝鮮半島