フランス大統領エマニュエル・マクロン氏の就任式が14日、厳粛な雰囲気のなか、行われた。38歳、フランス史上最年少の大統領が誕生した。マクロン氏は就任演説で、選挙によって引き裂かれたフランス社会をまとめ、更に自信にあふれた強いフランスを作っていくと話した。閣僚人事は近日中に明らかになる見通しだ。
1週間前に66%の得票率で大統領に当選したマクロン氏は、エリゼ宮殿(大統領府)でオランド前大統領と私的な会談を行った。その後、来賓とともに就任式典に臨み、第25代フランス大統領に就任した。オランド氏は別れを告げ、民衆の拍手の中でエリゼ宮殿を後にした。
ブリジット夫人はルイ・ヴィトンの青いスーツをまとい、大統領より少し前にヴェルサイユ宮殿に到着した。今年64歳になるブリジット夫人はフランス史上最高齢のファーストレディーだ。記念撮影を終えた後、大統領夫妻は凱旋門で戦没者の墓に献花した。
マクロン氏政権の人事はいかに
マクロン大統領は就任後、大統領補佐の役職である「エリゼ宮殿秘書長」にコーラ―氏を任命した。また、主席外交顧問にはEUとドイツに詳しいエチエンヌ氏を任命した。
ロイター通信によると、コーラ―氏は国家行政学院(ENA)出身のエリート出身で、マクロン氏が経済省長官だった時代の右腕だった。
マクロン大統領の側近によると、エチエンヌ氏は今年61歳を迎えるベテラン外交官。同じく国家行政学院出身のエリートで、人脈も広いと言われる。欧州連合本部はエチエンヌ氏の人事に対し歓迎の意を表した。
消息筋によると、マクロン大統領は現地時間5月15日に総理を任命し、16日には内閣を組閣する予定だ。
(翻訳・文亮)
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