[オタワ 25日 ロイター] – 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国の首席交渉官を務める米通商代表部(USTR)のジョン・メレ代表補(西半球担当)は25日、米国側が重要な問題についてまだ具体的な提案を示していないことについて「問題はない」との認識を示した。
米国、カナダ、メキシコによるNAFTA再交渉の第3回会合は現在、カナダの首都オタワで行われているが、米国側が複数の問題で立場を明確にしていないため、目標の12月末までに合意に達することが難しくなるとの懸念が浮上している。
メレ氏は記者団に対し「われわれは懸命に取り組んでいるため、問題があるとは思わない」と表明した。
カナダのトルドー首相はこれに先立ち、「無論、一部の案件については他よりも難しい協議が予想される」と指摘。「交渉は一定のペースで進んでおり、その現実をわれわれは尊重している」とした。
第3回会合は26、27両日も続行した後、閉幕する。
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