[ワシントン 10日 ロイター] – 米連邦最高裁判所は10日、トランプ大統領が3月に署名したイスラム圏6カ国からの入国禁止令を巡り、9月24日に入国制限が期限切れとなったことを受け、上告を棄却した。
24日に期限切れとなった措置については、複数の連邦裁判所が差し止めを命じたが、最高裁は6月、大統領令の合憲性を巡る審理の最終判断を下すまで条件付きで執行を認める判断を下していた。
最高裁が上告を退けたのはメリーランド州で起こされた訴訟に関するもの。
ハワイ州が起こしている訴えについては判断を示さなかった。
ハワイ州は大統領令に盛り込まれた120日間の難民の受け入れ凍結にも異議を申し立てているが、この措置も10月24日に失効することから、最高裁がこの件について最終判断を示す可能性は低いとみられる。
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