[ベルリン 11日 ロイター] – 11日にドイツ内務省が発表したデータによると、9月の難民申請件数が減少し、年間受け入れ人数が与党で合意した上限の20万人を超えない公算となった。
メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)は8日、年間の受け入れ人数を20万以下に抑制する方針を固めた。
年初からの申請件数は13万9635人。9月の申請は前月比10%減少した。
2015年の難民・移民の流入は89万人、16年は28万人だった。
内務省の報道官は、申請者数は若干落ち着いてきたとしながらも、今後数カ月の予想はつかないと述べた。
バンベルク大学で移民研究を手掛けるフリードリヒ・ヘックマン氏は、申請件数はおそらく与党方針に沿った数となると予想。「通常のペースに戻ったといえる。危機発生前の10年間、月間の申請は1万─1万5000程度だった」と述べた。
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