[ベルリン 18日 ロイター] – ドイツ政府当局者は18日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉では既に多くの成果が得られているとし、さらなる進展に楽観的な見方を示した。
EUは19─20日の首脳会議で離脱交渉の進展状況を評価する。
独政府当局者は「現時点では(通商協議入りには)十分ではない」としながら、通称協議に入る前に離脱に関する全ての問題を完全に解決しなければならないわけではないと強調。「ドイツにとって重要なEU市民の権利について、多くの進展を遂げた」との認識を示した。
また、首脳会議では「交渉の第2段階である将来の関係を巡る協議に向けて内部で準備を進めるよう、強いシグナルが示されるだろう」と語った。
その上で「英国とEUの将来の関係は清算金を巡る議論よりはるかに大きな問題であり、誰もがそれを承知している」との見方を示し、清算金について「解決策を見いだすと確信している」と述べた。
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