[東京 23日 ロイター] – 安倍晋三首相は23日夕、経団連など経済団体による環太平洋連携協定(TPP)を巡る申し入れを受け、「経済連携協定は成長のエンジンだ。TPP11の早期合意に向けて頑張っていきたい」と述べた。
榊原定征経団連会長は、TPPが企業のサプライチェーンの強化や発展にとって重要との見解を示し、早期合意に向けた政府のリーダーシップに期待した。
榊原氏が安倍首相に提出した要望書では、米国がTPPからの離脱を表明したことを「大変遺憾」とする一方、経済的な意義を踏まえて「ここで逡巡することなく、まずは11カ国によるTPPの実現を目指すべきだ」と明記した。
(梅川崇)
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