[シンガポール 14日 ロイター] – 14日のアジア時間の取引で、原油先物はほぼ横ばいで推移した。石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産と中東での緊張の高まりが引き続き支援材料だが、米国内の産油量増加が相場を押し下げた。
0127GMT(日本時間午前10時27分)時点で、北海ブレント先物<LCOc1>は0.03ドル安の1バレル=63.13ドル。米原油先物<CLc1>は0.04ドル安の56.72ドル。
原油先物は前週、2015年以来の高値を更新したが、トレーダーらは市場の勢いがやや鈍ったと指摘。
先物取引仲介会社アクシトレーダーのチーフマーケットストラテジスト、グレッグ・マッケナ氏は「落ち着いた動きになっている。OPECは需要見通しを引き上げたが、その効果は米石油掘削リグ稼働数によって相殺された」と分析した。
「相場は一時休止あるいは調整を必要としているようだ」と述べた。
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