[ヨハネスブルク 24日 ロイター] – S&Pグローバル・レーティングは24日、南アフリカの現地通貨建て債券格付けを「BBBマイナス」から投機的等級(ジャンク級)となる「BBプラス」に引き下げた。経済見通しと公的財政の一段の悪化を反映したとしている。
これを受け、南アフリカランドは対ドル<ZAR=D3>で14.1250ランドと、1.5%以上下落した。
S&Pは南アフリカの外貨建て債券の長期格付けも「BBプラス」から「BB」に引き下げた。
格付け見通しは現地通貨建て、外貨建てともに「安定的」。
このほか、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは南アフリカの格付け「Baa3」を引き下げ方向で見直すと発表した。
ムーディーズは南アフリカの経済、財政上の課題は予想より深刻である可能性があると指摘。短・中期的な政治的な優先事項を巡る先行き不透明性により、南アフリカに対する投資家の信頼感は2009年以来の低水準に落ち込んでいるとの見方を示した。
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