トランプ米大統領、FDIC次期総裁にバンコープの法務責任者指名

2017/12/01 更新: 2017/12/01

[ワシントン 30日 ロイター] – トランプ米大統領は、連邦預金保険公社(FDIC)の次期総裁に地銀フィフス・サード・バンコープ<FITB.O>の最高法務責任者であるマクウィリアムズ弁護士を指名する予定だ。米ホワイトハウスが11月30日明らかにした。

就任には上院での承認が必要。トランプ大統領は、マクウィリアムズ氏にFDICの役員を2019年7月15日の任期切れまで、ならびに総裁を5年務めるよう求めているという。

同氏は2010年には上院の職員として勤務していた。最近では、当時、上院銀行委員会の委員長だったシェルビー議員(共和党)の首席弁護士を務めた。

グルエンバーグ現総裁の任期は11月に終了する。同総裁はオバマ前大統領に指名され、トランプ氏による大規模な金融規制の緩和に反対している。2018年12月までの6年の役員任期を最後まで務めるかどうかは明らかにしていない。

FDICは、銀行の自己勘定取引を禁止する「ボルカー・ルール」などに関する問題で、国内銀行の規制において主要な役割を果たしている。トランプ政権は、次期総裁に指名していたジェームズ・クリンガー氏が7月に家庭の事情で指名を辞退して以来、候補者選びを急いでいた。

 11月30日、トランプ米大統領は、連邦預金保険公社(FDIC)の次期総裁に地銀フィフス・サード・バンコープの最高法務責任者であるマクウィリアムズ弁護士を指名する予定だ。写真はホワイトハウスで撮影(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)
Reuters
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