[ジュネーブ 5日 ロイター] – 国際航空運送協会(IATA)は5日、各国の司法当局は旅客機に対する危険を防止するため、娯楽でドローン(小型無人機)を飛ばす行為の抑制で強力な役割を果たさなければならないとの見解を示した。
ドローンの使用増に伴う危険については、10月にカナダの空港に着陸しようとしていた旅客機にドローンが衝突したことをきっかけに注目されるようになった。欧州でもドローンと旅客機のニアミスが複数発生している。
IATAのディレクター、ロブ・イーグルス氏は記者団に「われわれの懸念の一つは、娯楽用ドローンを素人が操作することだ。人を乗せた航空機にもたらし得る危険を(操縦者は)理解していない」と述べた。
リスクの軽減には、罰金、使用者登録、飛行禁止空域へのドローン侵入防止技術などが有効とみられている。
イーグルス氏は「自分が追っている責任と、小さな娯楽用ドローンの無責任な使用に伴う危険を理解してもらうには、能動的な抑止政策が必要」と述べた。そのうえで、IATAは啓発や使用者教育も模索していくと付け加えた。
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