韓国海洋警察庁は19日、同国の排他的経済水域(EEZ)に侵入した中国漁船40数隻が海洋警察の退去命令に従わなかったとして、海洋警察が200数発を威嚇発砲した、と発表した。
19日午前、韓国南西部の全羅南道新安郡紅島の西側海域(黄海)で中国漁船が侵入し、そのうちの6隻が韓国警備艇に接近しようとした。海洋警察が威嚇発砲したが、漁船は退去しなかった。3000トン級、1500トン級、1000トン級の大型警備艇4隻が出動し、200数発を威嚇連射した。
その後、中国漁船はEEZの外に撤退した。韓国側は中国漁船の船首付近を狙って発砲、中国船の被害の有無は分からないという。
韓国メディアによると、海洋警察は21日からの3日間、年末の漁業繁忙期にやってくる違法操業の中国漁船を集中的に取り締まる予定。
近年、中国漁船による侵入事件は度々、起きている。昨年11月、海洋警察が拿捕した中国漁船に立入検査しようとしたところ、激しい抵抗にあったため、700数発を発砲した。今年2月、海洋警察は今回の海域で900数発を発射して70数隻の中国漁船を追い払った。
(翻訳編集・叶清)
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