[東京 25日 ロイター] – 外務省は25日、河野太郎外相が27日から訪中し、王毅外相や楊潔チ国務委員らと会談すると発表した。日中平和友好条約40周年という節目の機会をとらえて関係改善を加速し、首脳の往来を実現したい考え。
北朝鮮問題、東シナ海での中国軍の活動についても議論する。
日本の外相の訪中は1年9カ月ぶり。滞在中は常務委員級の国家指導者への表敬も調整している。一連の会談を通じ、日中韓の3カ国首脳会談の早期開催、続いて安倍晋三首相の訪中、習近平国家主席の日本訪問と、首脳の往来につなげたい考え。
また、北朝鮮問題について、国連安保理の制裁決議の完全履行に向けた連携も確認する。北朝鮮の船に洋上で積み荷を引き渡す制裁逃れの「瀬取り」を巡っても議論する。
中国軍の原子力潜水艦が今月中旬、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の接続水域を潜航した事案についても取り上げる。すでに日本は抗議をしているが、再発防止などを改めて申し入れる。
(久保信博)
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