[北京 26日 ロイター] – 関係筋によると、中国は経済担当の副首相に共産党中央財経指導小組弁公室主任の劉鶴氏を指名する見通しだ。劉氏の昇格は、昨年10月の共産党大会を受けた指導部人事の一環。同大会で劉氏は党政治局委員に選ばれた。
関係筋の1人は「劉氏は中国の経済政策と金融問題全体を統括する公算だ」と述べた。
劉氏は10月の党大会で政治局委員から外れた馬凱副首相の後任となる可能性が高いという。
関係筋3人によれば、規制当局間の連携を深めるため11月に設置された金融安定発展委員会(FSDC)トップの職も馬氏から引き継ぐ見込みだ。
劉氏は米ハーバード大学の行政学修士号を持ち、習近平政権が推し進める、過剰供給能力削減や経済近代化政策の立役者とみられている。
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