[ワシントン 8日 ロイター] – 米政府高官は8日、トランプ大統領が12日に議会に提出する2019会計年度(18年10月─19年9月)の予算教書に、メキシコとの国境沿いに建てる壁の建設費の一部(30億ドル)が盛り込まれるとの見通しを示した。
30億ドルはテキサス州南部リオグランデバレーでの私有地の買い上げや鉄鋼の前払い購入に充当されるという。
トランプ政権は今年調達した資金で60マイル(96キロ)の壁を作り、来年の資金でさらに64マイル(103キロ)を建設する方針。
30億ドルは、米税関・国境警備局向け予算の140億ドルに上乗せされる。
メキシコ国境での壁の建設はトランプ大統領の選挙時の公約。メキシコに建設費を負担させるとしているが、メキシコ政府は拒否している。
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