[ソウル/ワシントン 8日 ロイター] – 韓国の特使2人は8日、米国に向けて出発し、マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)らと面会し、今週行った北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との会談について協議する。米韓当局者が明らかにした。
特使として訪米するのは、鄭義溶・大統領府国家安全保障室長と情報機関・国家情報院(国情院)の徐薫院長で、金正恩委員長との会談に出席した。
特使は、米朝対話に対する北朝鮮の姿勢や、体制が保証されることを条件とした核実験停止への北朝鮮の前向きな考えを米当局者に説明するとみられる。
韓国当局者は8日、鄭氏と徐氏が他の米当局者とも面会する予定だとし、トランプ大統領またはペンス副大統領とも会う可能性があると述べた。鄭氏は既に、今週の訪朝後にマクマスター補佐官と電話会談を行ったという。
マティス米国防長官は7日、記者団に対し「進展があることに慎重ながらも楽観的だ」と述べた。「しかしこれまでも楽観的だった」とし、「言動が一致するかどうか見極める必要がある」とした。
米高官は、韓国特使とマクマスター補佐官の今週の会談では、南北首脳会談に米国が加わる可能性に関する決定は行われないと述べた。
鄭氏は訪米後に中国とロシアを訪問し、徐氏は日本を訪れ、当局者に説明を行う見通し。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。