[横須賀市 22日 ロイター] – 米海軍は22日、最新のミサイル防衛能力を備えるイージス艦「ミリアス」を横須賀基地に追加配備した。トランプ米政権は北朝鮮の非核化に向けてあらゆる選択肢を排除しない方針を示しており、初の米朝首脳会談の開催が3週間後に迫る中での戦力増強となる。
ミリアスが加わった第15駆逐隊のジョナサン・ダフィ司令官は声明で、「インド・太平洋地域における我々の任務にとって、必要不可欠な力となる」と表明した。
1996年就役のミリアスは、船体は古いが改修によって最新の戦闘システムを搭載している。低空で飛来する巡航ミサイルを迎撃可能な新型ミサイル「SM6」を発射できるほか、敵の位置情報を航空機や艦艇と瞬時に共有する「共同交戦能力」を持つ。
横須賀基地配備の最新鋭のイージス艦は「ベンフォード」、「バリー」に続いて3隻となった。
(ティム・ケリー)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。