[シンガポール 11日 ロイター] – アジア時間の取引で、原油先物は小幅高。米国によるイランの石油産業への経済制裁が11月に迫っていることが、価格を下支えしている。
ただ、米国やサウジアラビアなど他の主要産油国がイラン産原油の減少を見込んで供給を増やしている兆しがあり、上値は限定的。
0112GMT(日本時間午前10時12分)時点で、米WTI原油先物<CLc1>は7セント高の1バレル=67.61ドル。
北海ブレント先物<LCOc1>は11セント高の77.48ドル。
ペリー米エネルギー長官は10日、ワシントンでサウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相と会談した。トランプ米政権は制裁再開を11月に控え、主要産油国に増産を求めている。ペリー長官はロシアのノバク・エネルギー相とも13日にモスクワで会談する予定。[nL3N1VW5X5]
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)はリポートで「原油市場の値動きはまちまち」とし、イラン産原油を対象とした米国の制裁再開を要因として指摘した。
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