[プノンペン 19日 ロイター] – カンボジアのフン・セン首相は19日、中国がカンボジア南西部ココン州に海軍基地を開設するために働き掛けを行っているという報道を受けて、外国軍の基地開設を受け入れることは決してないと表明した。
アジア・タイムズは15日、匿名の外交筋やアナリストらの話として、中国政府が2017年以降、海軍基地を設置するためにカンボジアに働き掛けを行ってきたと報じた。基地は人民解放軍の海軍のフリゲート艦や駆逐艦などの艦船の拠点になる可能性があるという。
キュー・カンニャルット情報相のフェイスブックへの投稿によると、フン・セン首相は19日の閣議で「カンボジアは国内に外国軍の基地を認めることで憲法を違反する必要があるのか」、「外国の兵士に誰と戦ってもらう必要があるのか」と問いかけたという。
「過去のようにカンボジア国内で外国の兵士が戦うことは必要としていない。カンボジアがイデオロギーや兵器の実験の場所になることも認めない」と断言した。
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