武漢市、70代夫婦が10日の間に相次ぎ死亡 「重度の肺炎」

2020/01/22 更新: 2020/01/22

湖北省武漢市では22日、環境活動家の夫婦が「重度の肺炎」のため、10日間以内に相次いで死亡したことがわかった。

中国紙・新京報22日付によれば、中国の環境団体「自然の友」の元理事である徐大鵬氏(享年75)が1月21日、「肺の感染症」のために亡くなった。詳細は不明だという。徐氏の妻(享年72)は1月12日に亡くなっていた。

徐氏の娘は新京報の取材に対して、「両親は重度の肺炎を患ったようで、10日間以内に相次いで亡くなった。(短期間で亡くなったため)新型コロナウイルスによる肺炎の検査を受けなかった」と話した。

徐氏の妻は昨年12月末、心臓疾患で入院し、退院予定の29日に高熱が出た。2020年1月1日、病院の呼吸内科で診察を受けた後、「すでに重症」と医師から告げられた。その後、隔離され治療を受けたが、12日に亡くなった。この間、徐氏は病院で看病のため、妻に付き添っていた。

娘は「母が亡くなった数日後に、父に呼吸困難の症状が出たが、亡くなるまで父には発熱はなかった」と強調した。

22日、新たに山西省と海南省で感染者が見つかり、感染は中国25省に広がった。確認された感染者は中国国内に454人、海外に8人となっている。

(翻訳編集・張晢)