<中共肺炎>チェコ、中国から購入した検査キット エラー率8割

2020/03/26 更新: 2020/03/26

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の流行が世界に拡大するにつれ、中国はヨーロッパへの医療品の販売や支援を続けている。いっぽう、東欧チェコのニュースによると、中国から購入した検査キットは、80%が不良品で、信頼性に欠けるという。

現地紙プラハ・モーニングによると3月18日、チェコは中国深セン市に特別軍用機を派遣し、中国から購入した肺炎ウイルスの検査キット15万セットを輸送した。報道によると、チェコ保健大臣のアダム・ボイテク(Adam Vojtech)氏によると、キットは大型病院、警察、兵士のために使用される。

検査キットは、保健省が1400万チェココルナ(約6100万円)で10万セット、内務省が5万セットを購入した。

しかし、23日報道の現地メディア「iROZHLAS.cz」によると、衛生学者パブラ・スブリノバ(Pavla Svricinova)氏は地域危機管理会議の会見で、中国の検査キットをオストラバ大学病院で使用したが、エラー率が8割と高く、陽性反応が一つも出なかったという。

中国政府やファーウェイアリババなど民間企業は、3月後半から、欧州やアジアの国々に対して、マスクや防護服、検査キットなどの寄付や販売を積極的に行っている。報道によると、チェコはさらに3000万枚のマスク、25万着の防護服を調達する予定だという。

中国のコロナウイルス検査キットは最短20分で結果が出ると謳われ、6時間もかかる従来品より検査時間の大幅短縮で注目されていた。

中国共産党による世界的な援助品は外交的要素が含まれているが、キットの信頼性の低さは、国のイメージの低下につながる可能性がある。

(翻訳編集・佐渡道世)