[ロンドン 3日 ロイター] – 英国のジョンソン首相は3日、6月末にかけて新型コロナウイルス感染対策としてのソーシャルディスタンス(社会的距離の確保)を撤廃できるとの見通しを示した。
英国ではワクチン接種の進展で感染拡大が抑制され、政府は抑制策緩和に向けた工程表を策定。ソーシャルディスタンスの終了は6月21日に予定されている。
同措置に対してはサービス・接客業界から批判が続出。ジョンソン首相は選挙活動で訪問中のイングランド北部で「人同士の間に1メートル超の距離を確保する措置を、高い確率で終了できると考えている」と述べた。
政府の工程表によると、抑制策緩和の次の段階は5月17日に予定される外国渡航を巡る制限の緩和。ジョンソン氏は「何らかの緩和を望んでいるが、ウイルスが国外から持ち込まれることは誰も望んでいないため、最大限慎重に対応する」と語った。
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