[13日 ロイター] – カナダのトルドー首相は13日、英国で開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)終了後に記者会見し、中国がもたらす課題への対応で各国首脳が「はるかに緊密に」連携することで合意したと語った。
関係筋によると、トルドー氏は12日の中国を巡るG7の議論を主導し、結束したアプローチを呼び掛けた。
トルドー氏は会見で、G7は中国に対して「強硬な態度で結束する」必要があるとし、そのための方策で合意したと発言。中国に対してG7が声を揃え、はるかに緊密に連携する必要性を共有したと語った。
G7による具体的な対応例としては、今回合意した、中国が主導する広域経済圏構想「一帯一路」に匹敵する途上国向けの新たなインフラ支援構想「Build Back Better World (B3W)」の導入を挙げた。
トルドー氏は、人権問題などでは中国を直接追及する必要があるとする一方、気候変動などの分野ではG7は中国との協力が必要になると述べた。
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