[アテネ 6日 ロイター] – 記録的な熱波で山火事の発生が相次いでいるギリシャで6日、数千人の住民が避難を余儀なくされ、南部のペロポネソス半島や首都アテネ近郊のエビア島など全土の56カ所で消火活動が行われた。
ハルダリアス市民保護担当副大臣は「複数の火災に対処するために刻一刻と取り組みを続けている」と表明。「非常に危険な状態にある」とし、アテネ北部郊外で避難命令地域を拡大したと述べた。
過去30年間で最悪の熱波に見舞われているギリシャでは3日以降、山火事が多発。火災は首都と北部を結ぶ主要な高速道路周辺で発生しており、数百人の消防隊員が消火にあたっている。アテネは火災の煙に覆われており、住民らは有毒ガスを避けるために屋内に留まるよう指示を受けた。
ギリシャでは気温が連日40度を超えているほか、強風が山火事をさらにあおる格好となっている。
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