中国で感染拡大、内モンゴルの3万人超が外出不可に

2021/10/25 更新: 2021/10/25

中国で中共ウイルス(新型コロナ)の感染者が16省で確認されるなど、感染が急拡大している。多数の感染者を出した内モンゴル自治区アルシャー盟エジン旗当局は25日、全住民3万5千人に自宅に留まるよう要求した。

中国保健当局は、内モンゴルのほかに、甘粛、陝西、北京、河北、湖南、貴州、四川、雲南など各省からも感染者が出ていると発表した。

中国当局は一貫して感染状況を隠蔽してきたため、公式に公表された感染者数や死亡者数などのデータは疑問視されている。

中国メディアによると、約1万人の観光客が現在、内モンゴルの観光地「胡楊(コトカケヤナギ)林」に足止めされているという。

過去1週間に新たに確認された150人の感染者のうち、3分の1近くがエジン旗で見つかっているという。

25日に発表された新規感染者38人のうち、半分が内モンゴルから確認されている。

北京冬季五輪の開幕まであと100日あまりとなる中、感染の流行に当局は神経を尖らせている。

24日と31日にぞれぞれ開催を予定していた武漢マラソンと北京マラソンは、感染再拡大への懸念を理由に延期された。両マラソンにはそれぞれ約2万~3万が参加する予定だった。

(翻訳編集・李凌)