林芳正外相は25日午前、訪日しているベトナムのブイ・タイン・ソン外相と会談を行い、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて引き続き協力することで一致した。東・東南アジア情勢についても意見交換を行った。
林外相は冒頭、ベトナムは「自由で開かれたインド太平洋」を実現する上で要となる重要なパートナーであると伝えた。
林外相は東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みについて強く反対すると述べ、双方は国連海洋法条約を含む国際法に基づいて対応していくことで一致した。
北朝鮮の核・ミサイル活動などの情勢についても意見交換を行い、拉致問題等で引き続き連携していくことを確認した。
2023年には日本がベトナム、そしてASEANと外交関係を樹立してから50年目の節目を迎える。双方の外交関係を「新たな段階に引き上げる歴史的機会」として林外相はとらえており、ソン外相も協力する考えを示した。
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