[ワシントン 3日 ロイター] – シャーマン米国務副長官は3日、欧州連合(EU)のサンニーノ対外行動庁事務総長との会談後、中国に対する米国と欧州の対応は「ますます一点に集約している」と述べた。
米国とEUは前日、南シナ海・東シナ海や台湾海峡における中国の「一方的で問題ある行動」に強い懸念を表明した。
シャーマン氏はブルッキングス研究所主催の説明会にサンニーノ氏とともに参加し、米政府は欧州の同盟国と「肩を並べ」、力を結集して中国に関与することを確約したと指摘。「中国に対する米国およびEUのアプローチは補完的であり、ますます一点に集約し、連携していくだろう」と語った。
サンニーノ氏は、EUは中国の重要性を認識しているが、中国の行動がルールに沿っていない場合には遠慮しないと主張。「バイデン・ハリス政権が中国との関係およびインド太平洋地域における利益をどのように定義しているのかを見ると、われわれは本当に同じ方向に向かっていることが分かる」と述べた。
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