[17日 ロイター] – 米北東部を襲っている大雪が17日、ニューイングランド地域やカナダで勢力を強めている。数千便が欠航となったほか、メーン州からジョージア州の広い地域にかけて10万超の世帯や企業が停電となっている。
航空機の運航状況を追跡するウェブサイト「フライトアウェア」によると、17日午前時点で2200便超が欠航または遅延。16日には3000便超がキャンセルとなっていた。
米国内の停電情報を提供するサイト、パワーアウテージ・ドット・USによると、米東部の停電は12万8000件を超えている。
米東部は16日、激しい冬の嵐に見舞われ、ジョージア、バージニア、ノースカロライナ、サウスカロライナ各州の知事は非常事態を宣言した。ジョージア州では4年ぶりの降雪となった。
米国立気象局(NWS)によると、バーモント、ニューハンプシャー、メーン州の一部では17日にさらに最大30センチの積雪が予想されるという。
カナダ環境当局によると、カナダ南東部の大半に悪天候の警報が出されているほか、最大都市トロントでは最大60センチの積雪が予想されている。トロント・ピアソン国際空港では、3分の1超のフライトがキャンセルとなっている。
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