モスクワの裁判所は21日、フェイスブックやインスタグラムを運営する米IT大手メタを「過激派組織」と認定し、ロシアでの商業活動を禁じる決定を下した。ロシアの非政府系通信社インテルファクス通信によると、対話アプリのワッツアップは対象外となる。
ロシア検察当局はウクライナ侵攻をめぐり、ロシア兵への暴力を促す投稿を許可しているなどとして、メタのロシア事業を禁じるよう裁判所に申し立てていた。フェイスブックとインスタグラムはすでにロシアでのアクセスを遮断されている。
人権弁護士のパベル・チホフ氏は「メタが過激派組織に登録された後は、インスタグラムとフェイスブックのロゴも使用できなくなる」と述べ、違反した場合は懲罰的な措置に直面する可能性があると示唆した。
強力な情報統制に乗り出すロシアの通信監督当局は18日、米グーグルに対してロシア市民への脅威とみなされる内容を動画共有プラットフォーム「ユーチューブ」で拡散しないよう要求した。
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