バイデン政権は28日、サル痘ワクチンへのアクセスを拡大する新たな国家戦略を発表した。数週間以内におよそ30万回分のワクチンを全米の医療機関に配布する。当局は「リスクのある個人へのワクチン接種を拡大し、検査態勢を拡充させる」と述べた。
当局によると、感染者数や重症化リスクの高い患者を優先し5万6000回分のワクチンを即時配布する。27日にニューヨークなどで行われたサル痘ワクチン接種では、開始後24時間でワクチンが不足するなど、ワクチンの増量が急がれていた。今後数ヶ月で合計160万回分の追加接種が可能となるという。
米国内では306人のサル痘感染者が確認されている。
当局は、科学技術政策室が主導して、医療対抗手段の改善、リアルタイムの監視を強化するなど、米国におけるサル痘の研究を進めていくとした。
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