米空軍は2日、最新鋭の戦略爆撃機「B-21」を初めて公開した。核兵器搭載可能で高いステルス性も備え、無人飛行もできるよう設計された第6世代機だ。他の軍用機との連携を図る高度なネットワーク機能もあり、中露を念頭にした米軍の抑止力の一翼を担う。
除幕式は開発製造元であるノースロップ・グラマン社の製造工場があるカリフォルニア州パームデールで行われた。新型爆撃機の導入はB-2以来30年ぶりとなる。1機当たりの調達価格は7億ドル(約940億円)近くと見込まれ、100機の製造が予定されている。
式典に出席したオースティン国防長官は「B-21爆撃機は技術革新における米国の優位性を示す証である」と強調。半世紀にわたるステルス性能の研究成果を取り入れており、「最も高度な防空システムでさえ、B-21を探知するのは困難だ」と述べた。さらにB-21は「通常兵器と核兵器を用いた恐るべき高精度な攻撃が可能」だと指摘した。
また、技術革新に伴う戦争の様態の変化に対応するため、B-21は機能向上を考慮した設計となっている。
核兵器を搭載する戦略爆撃機は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)および潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とともに米国の核抑止力を構成する。米空軍は現在運用中のB-1爆撃機とB-2爆撃機を徐々にB-21に置き換え、B-52爆撃機とともに運用する計画だ。
中国が軍備増強を行うなど脅威が高まるなか、オースティン氏は「(B-21の配備は)将来にわたって侵略に対する米国の抑止力を向上する国防総省のコミットメントの証である」と強調した。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。