北朝鮮のミサイル発射、大使館ルート通じ厳重抗議=松野長官

2023/03/16 更新: 2023/03/16

[東京 16日 ロイター] – 松野博一官房長官は16日午前の記者会見で、北朝鮮から大陸間弾道弾(ICBM)級の弾道ミサイルが発射されたことについて、関連する国連安保理決議に違反するものだとし、北朝鮮に対して「北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議した」と述べた。

国際社会全体への挑発をエスカレートさせる暴挙であるとし、度重なる弾道ミサイルの発射を含め、「一連の北朝鮮の行動はわが国、地域の安全と平和を脅かすことから断じて容認できない」と述べた。

また、今回の北朝鮮の弾道ミサイルについては、ロフテッド軌道であると推定するとの見方を示したほか、破壊措置は実施していないと述べた。現時点で付近の航空機や船舶などへの被害報告はないという。

きょう予定されている日韓首脳会談では、北朝鮮の完全な非核化に向けて、引き続き日韓米で緊密に連携していくことを確認していきたいと述べた。

日本の防衛省によると、北朝鮮は午前7時09分ごろにミサイルを発射。約70分間飛翔し、午前8時19分ごろに北海道の渡島大島の西方約200キロの日本海に落下したと推定。飛翔距離は約1000キロ、最高高度は約6000キロを超えると推定されている。

Reuters
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