[ボカチカ(米テキサス州) 17日 ロイター] – 米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXは17日、同日に予定されていた宇宙船「スターシップ」の試験打ち上げを延期した。その後、20日の再打ち上げを目指して取り組んでいるとツイッターに投稿した。
スペースXは打ち上げのカウントダウンの最終段階で、機体下部の「スーパーヘビー」と呼ばれるロケットブースターの加圧バルブ凍結を理由に、少なくとも48時間打ち上げを延期すると発表した。
スターシップは月や火星などへの有人飛行を目指す再利用可能なロケットとして注目されている。打ち上げ後に切り離されるスーパーヘビーと共に地球に帰還し、無傷で着陸するように設計されている。
無人で行われる試験打ち上げでは、スターシップが地球をほぼ1周後、大気圏に再突入して太平洋上に着水し、スーパーヘビーはメキシコ湾の海面に着水する計画で、どちらも機体を回収できない見込み。
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