トランプ前大統領は9日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエル側への大規模な攻撃は第三次世界大戦の脅威が差し迫っていることを示していると警告した。
トランプ氏はニューハンプシャー州ウォルフボロで演説し「われわれは第三次世界大戦の危険にさらされている。世界が消滅する。これは現実の問題だ」と発言し、バイデン大統領の「愚かさ」が戦争を引き起こしたとも主張した。
一部の共和党議員や退役軍人らは映像を見る限り、今回のハマス攻撃には米国が2021年アフガニスタンから撤退した際、現地に置き去りにした武器が使用されている可能性があると推測している。
一方、民主党はこの説はまだ根拠のないもので、陰謀だと反論した。
外交問題評議会は9日、バイデン政権が2021年にアフガニスタンから撤退する際に置き去りにした70億ドル相当の米軍装備を押収したタリバンとハマスが潜在的な関係を持っているとの警告を発表した。
さらにトランプ氏は再選されれば「第三次世界大戦を阻止する」と強調。現在進行中のロシアによるウクライナ攻撃や、ハマスとイスラエルの大規模衝突に言及し、自身の指揮下では「どちらの流血も起こらなかっただろう」と付け加えた。
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