トランプ前大統領は16日、イスラム原理主義組織ハマスのイスラエルへの大規模攻撃を受け、2024年の大統領選に当選した場合「米国へのすべての移民に対して強力な思想審査を実施する」と公約した。
トランプ氏はアイオワ州での演説で「危険な狂人、憎悪者、偏屈者、狂人がわが国に居住することはもはや許さない」と強調。
「イスラム過激派のテロリストや過激派に共感するならば、あなたは失格だ。イスラエル国家の消滅を望んだり、ハマスやハマスの背後にあるイデオロギーを支持するならば、あなたは失格だ。共産主義者、マルクス主義者、ファシストであっても失格になる」と述べた。
演説に先立ちエポックタイムズに提供されたこの文章は、ハマスと戦うイスラエルへの支持が、大統領候補を争う共和党の評価基準となっていることを強調していた。
また、トランプ氏は2017年に署名した渡航禁止令を復活させ、難民の受け入れを停止すると発言した。同氏は在任中、規制や審査のない渡航が米国の安全保障を脅かしているとして、イスラム教徒が大多数を占める6か国を対象に期間限定で入国禁止や受け入れを停止した。
さらに「移民法を執行し、違反者を我が国から排除する」と強調。「イスラエルでの残虐行為は、移民制限の強化が国家の安全保障であることを思い起こさせる。米国の移民法は米国を守るためにあるのだ」と米市民の安全を最優先する姿勢を示した。
連邦捜査局(FBI)クリストファー・レイ長官によれば、ハマスによるイスラエル攻撃以来、報告される国内の脅威が増加しているという。
同氏は「ここ米国では、ハマスやその他の外国テロ組織が紛争を悪用して、支持者らに米国内での攻撃を呼びかける可能性を軽視することはできない」と警告している。
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