EU、新たなロシア制裁採択 ダイヤモンド禁輸など

2023/12/19 更新: 2023/12/19

[ブリュッセル 18日 ロイター] – 欧州連合(EU)の最高意思決定機関である欧州理事会は、ロシアからのダイヤモンド輸入禁止などを盛り込んだ対ロシア制裁第12弾を採択した。欧州委員会が18日、発表した。

今回の制裁措置はこれまでの制裁の迂回行為への対処や抜け穴の閉鎖に重点が置かれており、液化石油ガス(LPG)の新たな輸入禁止措置なども盛り込まれた。

このほか、ロシアの軍事・防衛産業やIT産業の関係者らを含む140の個人と団体を新たに資産凍結の対象とした。

欧州理事会は先週、同制裁案を発表したが、オーストリアが同国の主要行ライファイゼンが「国際的な戦争支援者」のリストから除外されるまで承認を拒否していた。オーストリアは週末の間に制裁措置を承認。欧州委はこの件に関してコメントしていない。

ウクライナのゼレンスキー大統領は恒例のビデオ演説で、EUの新たな制裁措置はロシアの戦争資金の縮小につながるとし、「欧州が課した制裁措置が世界的に機能するよう、パートナーと共に引き続き取り組んでいく」と述べた。

Reuters
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