トランプ氏の最大の寄付者、4月にさらに15.6億円を寄付

2024/05/23 更新: 2024/05/23

ドナルド・トランプ前大統領の主要な寄付者が4月に再び資金提供を行った。新たな財務報告で明らかになった。

5月20日、トランプ氏に関連する3つの委員会が連邦選挙委員会(FEC)に月次の財務報告を提出した。これら3つのグループは4月に約3120万ドル(約48億8600万円)を調達したと報告している。

最も大きな資金調達は、超政治行動委員会「Make America Great Again Inc.」からのものだった。この超PACは約1280万ドル(約2億円)を集め、4月に約1160万ドル(約18億1651万円)を支出し、月末には3450万ドル(54億254万円)の現金を保有していた。

メロン氏、MAGAへの莫大な寄付

集められた資金の大部分は、ティモシー・メロン氏からの寄付だった。

メロン家の遺産を継承するメロン氏は、4月17日にMAGA Inc.に1千万ドル(約15億6598万円)を寄付し、自身の2024年の総寄付額を1500万ドル(23億4875万円)にした。

その後1週間以内に、メロン氏は「American Values 2024」というハイブリッド型PACに500万ドルを寄付した。American Valuesは、無所属で大統領選挙に立候補したケネディ・ジュニア氏を支援している。

FECの記録によれば、メロン氏はトランプ氏とケネディ氏のキャンペーンの最大の個人支援者である。彼は2024年の初めの4か月間でAmerican Valuesに1千万ドルを寄付している。

民主党は、メロン氏がトランプ陣営とケネディ陣営の双方に資金提供していることから、ケネディ氏がバイデン大統領から票を奪う目的で出馬していると考えている。世論調査によると、どちらの主要政党からも独立候補への票の流出が多いかははっきりしていない。

2023年、メロン氏は「アメリカン・バリューズ」に1億5千万ドル、そして「MAGA Inc.」に1億ドルを寄付した。

メロン氏は従来共和党を支持しているが、今年3月には「議会指導基金」にも5千万ドルを寄付している。

 

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