下院情報委員会の委員長マイク・ターナー氏は、アメリカ国内でテロ攻撃が発生する可能性が「最高レベル」にあると述べた。
6月16日のCBSニュースのインタビューで、ターナー氏はアメリカでISISテロ集団とつながりのある人物が最近逮捕されたとの報道に言及した。
ターナー氏は、「これらの報告書と我々が見ているもの、特にクリストファー・レイ捜査局長官(FBI)の公の発言と関連して重要なのは、テロリストの脅威の最高レベルにいること、政権の政策がアメリカ人への脅威に直接関連していることだ」と語った。
同氏はCBSニュースに対して、FBI長官が過去6か月間にわたって複数の議会委員会で行った公の発言に照らし、「脅威はもはや仮定の話ではなく、もはや推測の域を超えている」と語った。
「委員会と委員会メンバーが目にしている情報について、実際に政府関係者が前に出てきて証言している。我々の情報によれば、政府の方針により、無査証で国境を越えた人がおり、これはアメリカ国内で積極的に活動しているテロリストが存在していることを意味し、アメリカ人にとって脅威となっている」
この発言は、少なくとも8人のタジキスタン国民がISISとの関係があるとし、ニューヨークやロサンゼルスを含む複数の大都市で逮捕したとする匿名の米国政府関係者の話を引用した記事のものだ。大紀元はこれらの報告を独自に検証することはできていない。
一方、6月14日、米国国務省とトルコは、ISISと関係があり、アメリカへの渡航を支援するネットワークに関与している3人に対して制裁を課すことを発表した。
6月12日、リンゼー・グラム上院議員はFoxニュースに、「全上院議員に対してISISの脅威に関する機密情報の説明を要求する書簡を送った」と述べた。書簡は民主党シューマー上院院内総務および共和党のミッチ・マコネル上院院内総務に送られた。
グラム氏はXで「私は今ほど自国への攻撃に対して懸念を抱いたことはない。特に2021年のアフガニスタン撤退と、緩い国境警備の現状を考えるとそうだ」と投稿した。
12日、同氏はXに「過去2年以上にわたって、崩壊した国境とアフガニスタンからの恥ずべき撤退が相まって、9・11の再発の可能性を飛躍的に高めると警告してきた」と書き込んだ。
今月初め、FBIのレイ長官は上院委員会で、2023年10月7日にイスラエルで起きたテロ攻撃に続くイスラエルとハマスの紛争の勃発を受けて、外国テロリストによる脅威が「全く別のレベル」に達していると述べた。
レイ氏は「私の法執行のキャリアを振り返ってみても、これほど多くの異なる脅威が一度に高まった時期はほとんどなかったが、現在そのような状況にある」と述べ、連邦法執行局の資金増額を求めた。
また、ISIS-K(イスラム国ホラサン)が犯行声明を出したモスクワのコンサートホールでのテロ攻撃にも言及した。
レイ氏は、「外国のテロ組織がアメリカ人や同盟国に対する攻撃を呼びかけるのを目の当たりにしている。特に懸念されるのは、3月にロシアのコンサートホールで見られたISIS-Kの攻撃に似たような、アメリカでの組織的攻撃の可能性だ」と付け加えた。
また、アメリカ・メキシコ国境沿いでの人身密売の可能性に対する懸念を表明し、メキシコもさらに支援を提供すべきだと述べた。
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