航空自衛隊がヨーロッパ諸国との共同訓練を発表し、インド太平洋地域の安全保障環境を強化するための国際協力を深める。木原防衛大臣は、自由で開かれたインド太平洋を目指し、多国間での連携を推進することの重要性を強調した。
6月25日、木原防衛大臣は記者会見を開き、来月19日から25日にかけて実施される、航空自衛隊とドイツ、フランス、スペインの空軍との間での共同訓練について詳細を発表した。この訓練は、インド太平洋地域での国際協力と地域安全保障の向上を図るものである。
訓練は、百里基地および千歳基地周辺で行われ、日仏、日独スペイン、および日独の各組み合わせで共同演習が行われる予定。これには、戦闘機の操作技術の向上だけでなく、危機管理と連携の強化が含まれる。
また、木原大臣は、今月にトルコ海軍、オランダ海軍、インド海軍とも共同訓練を実施したことを報告した。これらの訓練は、インド太平洋地域における「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指す日本の戦略の一環として位置づけられている。
防衛大臣は、「力による一方的な現状変更及びその試みを許容しない」と述べた。
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