北朝鮮の弾道ミサイル発射 日米韓共同訓練に影響なし

2024/06/28 更新: 2024/06/28

北朝鮮が6月26日に弾道ミサイルを発射した件について、28日の記者会見で、木原稔防防衛相は、日米韓共同訓練「フリーダム・エッジ」への影響はないと述べた。

木原氏は「発射された弾道ミサイルは、最高高度約100キロ程度で、約200キロ以上飛翔したのちに、我が国の排他的経済水域(EEZ)外に落下したものと推定されている」と述べた。「失敗の可能性も含め、発射の詳細については、引き続き、日米韓3か国で緊密に連携して分析中である」としている。

6月27日から開始された日米韓の新たな共同訓練「フリーダム・エッジ」への影響について、「日米韓3か国は、6月27~29日の間に、東シナ海周辺において弾道ミサイル対処訓練、防空戦闘訓練、対潜戦訓練、捜索救難訓練及び海上阻止訓練を実施するとともに、防衛省市ヶ谷地区においてもサイバー攻撃対処訓練を実施するなど、共同訓練『フリーダム・エッジ』を実施している。北朝鮮の弾道ミサイル発射が訓練の実施に影響を与えたということはない」と強調した。

北朝鮮の今後の動向について警戒を示し、「北朝鮮は今後も各種ミサイル発射などの更なる挑発行為に出る可能性があると考えており、防衛省としては引き続き、米国・韓国等とも緊密に連携しつつ、必要な情報の収集・分析を行う。警戒監視に全力を挙げていく」と述べた。

清川茜
エポックタイムズ記者。経済、金融と社会問題について執筆している。大学では日本語と経営学を専攻。
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