元共和党大統領候補のニッキー・ヘイリー氏は7月9日、自身が獲得した97人の代議員に、前大統領トランプ氏を支持するよう呼びかけた。
この動きは、トランプ氏が共和党の2024年大統領候補に指名される予定の共和党全国大会の数日前に行われた。
ヘイリー氏は声明で「指名大会は共和党の団結の時だ」と述べた。
「我々には、敵の責任に追及し、国境を守り、債務を削減し、経済を軌道に戻す大統領が必要だ」
ヘイリー氏は続けて、7月15日から18日にかけてウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される共和党全国大会でトランプ前大統領を支持するよう代議員たちに呼びかけた。このニュースはポリティコが最初に報じた。
ヘイリー氏は大会には出席しないという。
ヘイリー氏の広報担当者チェイニー・デントン氏は大紀元に、「ヘイリー氏は招待されていないが、それで構わないと思っている」と語った。
デントン氏は「トランプ氏には彼が望む大会がふさわしい。ヘイリー氏はトランプ氏に投票することを明言しており、トランプ氏の成功を願っている」と語った。
5月、ヘイリー氏は自身の大統領選挙キャンペーンを停止してから数か月後に、トランプ前大統領に投票することを発表した。
同氏は「資本主義と自由を支持する大統領が必要だ。債務を増やすのではなく、減らす必要があることを理解している大統領が必要だ」と述べた。トランプ前大統領は「これらの政策に完璧ではない」が、バイデン大統領よりも好ましいと述べた。
ヘイリー氏はまた、「私に投票し、私を支持し続けてくれた何百万人もの人々に働きかけ、彼らがただトランプ氏に味方すると決めつけないでほしい」と訴えた。
3月に共和党大統領候補指名争いから撤退した後も、ヘイリー氏は国内の共和党予備選でかなりの票を獲得し続けた。メリーランド州の予備選では20%、ネブラスカ州では18%、インディアナ州では22%の票を得た。
ヘイリー氏の支持表明を受けて、トランプ氏はヘイリー氏が「何らかの形で」自身のチームに加わるだろうと示唆した。トランプ氏は以前、ヘイリー氏を副大統領候補から外していた。
ニューヨークでの選挙集会後に、トランプ氏は「ヘイリー氏の言葉に感謝している。知っての通り、私たちはひどい選挙戦を繰り広げた。だが、ヘイリー氏は非常に有能な人物であり、絶対に何らかの形で我々のチームに加わるだろう」と述べた。
最近、ヘイリー氏はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、6月にトランプ氏と「良い会話」をしたが、選挙運動での役割については何も話さなかったと語った。
大紀元はトランプ陣営にコメントを求めている。
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