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中国広州市の「曁南(きなん)大学」の学生寮の劣悪な環境が、中国のネットで話題になっている。きっかけは、そのあまりに汚すぎる宿舎光景を映したSNS投稿の拡散である。
投稿をした同大学の学生は「宿舎はカビだらけでホルムアルデヒド基準値超え、トイレや家具はボロボロだ。皮膚アレルギーや発熱を起こして入院する学生もいる」と訴えた。
同学生は中国メディアに対し、「健康被害を心配して多くの学生が自費で『ホルムアルデヒド検知器』を購入して寮を測定したところ、基準値を超える量のホルムアルデヒドが検出された」と明かしている。
しかし、この事態に学校側は「まずは検知器の精度をテストしなければならない」と言って学生たちが買った検知器を没収したという。
発熱、発疹、頭痛など体調を崩す学生が続出しても、学校側は「今のところ解決策はない」、「克服してくれ」、「いったん自宅へ帰ってもいいぞ、部屋の空気を入れ替えて、新学期が始まったらまた住むと良い」という態度を一向に改めなかったという。
中国メディアの報道もあり、「事件」が世論の注目を集めると、学校側はようやく、「寮の修繕」を約束した。
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