中谷防衛相 オースティン米国防長官と電話会談 

2024/10/10 更新: 2024/10/10

中谷元防衛大臣が8日、ロイド・オースティン米国防長官と電話会談をし、日米及び地域のパートナーと緊密に連携をしていくということを確認した。

中谷防衛大臣は同日、臨時の記者会見を行い、会談の内容について述べた。また日米の指揮・統制の枠組みを整備し、南西諸島地域において日米の共同プレゼンスを拡大させ、日米同盟の抑止力・対処力を強化するため、2025年3月末の統合作戦司令部(JJOC)の創設に向けて引き続き緊密に連携していくとした。同時に、米軍再編の実現に向けた取組を更に強化、加速させていくことでも一致したと述べている。

また中谷防衛大臣は日米共通の認識として、インド太平洋地域における力又は威圧による一方的な現状変更の試みが強まっているということに触れた。

インド太平洋地域においては、最近、中国共産党がフィリピン、台湾、日本とますます威圧感を増している。

また沖縄の問題について、お互いに南西における抑止力と維持・強化をしつつ沖縄の米軍の基地負担を軽減するために「沖縄統合計画」に基づいて、普天間飛行場の可能な限りの早期の全面返還を含む、米軍再編の実現に向けた取組を更に加速をしていくとした。

石破茂総理が提言していた地位協定とアジア版NATOについては、電話会談では行っていないと述べた。

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