EU 日本と初のパートナーシップ協定を締結

2024/11/04 更新: 2024/11/04

中国、北朝鮮、ロシアの脅威が高まる中、1日、欧州連合(EU)のボレル外交・安全保障政策上級代表と日本の岩屋毅外務大臣が東京で初の「日本・EU外相戦略対話」を開催し、歴史的な戦略的パートナーシップ協定を締結した。

ボレル外交・安全保障政策上級代表
「我々の2つの地域の状況を考慮すると、これは歴史的かつ非常にタイムリーな一歩だ。この政治的枠組みは、新たな脅威に共同で対処する能力を強化する」

日本の外務大臣、岩屋毅氏は次のように述べた

「日EU・SPA(日・EU戦略的パートナーシップ協定)は明年1月1日から正式発効し、日本とEUが将来にわたって、戦略的なパートナーシップを強化して行く法的基盤となる」

ボレル氏の次の訪問先は韓国で、EU、日本、韓国の安全保障および防衛における地域協力を強化することを目指している。

同日、米国と韓国は初めて無人機を用いた実弾演習を行った。

韓国のRQ-4B偵察機「グローバルホーク」と米国のMQ-9無人攻撃機「リーパー」がこの演習に参加した。

米国の情報によると、北朝鮮は約1万人の軍人をロシアに派遣し、そのうち約8千人がウクライナ国境近くのクルスク地域に配備された。

北朝鮮は11月1日に、ロシアと連携して戦い、ウクライナの戦場での勝利を目指すと発表した。同日、EUは日本との歴史的な戦略的パートナーシップ協定を締結した。

また同日、ロシアのラブロフ外相はモスクワで北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談し、北朝鮮は核兵器の強化政策を決して放棄しないと強調し、ロシアと共に戦うことを正式に宣言した。

崔善姫外相
「我々は再確認する。北朝鮮はロシアと共に戦い続け、勝利を収めるまで決して諦めない」

ラブロフ外相
「過去数年、朝ロ両国の二国間関係は前例のない高みに達した」

韓国の情報機関は、ロシアと北朝鮮の外相会談中に、北朝鮮がロシアに軍隊を増派する交渉が行われた可能性があると報じている。

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