農林水産省 野菜の食品調査価格動向調査を公表

2025/01/10 更新: 2025/01/10

農林水産省は7日、令和6年12月23日の週(12月23~25日)の食品調査価格動向調査(野菜)の調査結果を公表した。

調査は各都道府県10店舗(全国470店舗)で行われ、訪問調査の形式がとられた。

調査対象品目は、キャベツ、ねぎ、レタス、たまねぎ、トマト、にんじん、はくさい、だいこんの8品目で、価格は前週比で(-8~+15%)、平年比で(+17~+236%)の範囲となっている。

各品目の1キログラム当たりの価格と平年比は、キャベツ453円(336%)、ねぎ1039円(153%)、レタス993円(238%)、たまねぎ358円(117%)、トマト1089円(144%)、にんじん507円(141%)、はくさい269円(195%)、だいこん256円(191%)である。

農林水産省は、平年比で3倍以上の価格となったキャベツについて、主産県(愛知、千葉、神奈川)の、8~9月の高温、10月の天候不順の影響、12月の低温、干ばつの影響を受けて小玉傾向になっているとした。また、出荷数量は下旬に向けて回復も見込まれるが、平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見込みだ。

主要な野菜の高騰が続く一方、きゅうりは(平年比98%)玉ねぎは(平年比108%)で落ち着いた価格。1月10日時点で今週の手頃な野菜だとした。

また同省は、20歳以上の1人1日当たりの野菜の摂取は280グラムであり、摂取目標量(350グラム)を下回っている現状を受け、野菜の消費拡大を推進するため「野菜を食べよう」プロジェクトを実施している。https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html 

 

エポックタイムズ記者。大学では地理学を専攻。主に日本の時事について執筆しています!
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