岩屋毅外務大臣は14日から16日までの日程で、ドイツを訪問し、「ミュンヘン安全保障会議」と主要7か国(G7)外相会合に出席することを12日の記者会見で発表した。
ミュンヘン安全保障会議は、欧米における安全保障会議の中で最も権威ある民間主催の国際会議の一つで、1962年から毎年2月頃に開催されている。今回の会議には、アメリカのルビオ国務長官やウクライナ・ロシア担当特使を務めるキース・ケロッグ氏も参加する予定だ。
岩屋外相は、G7外相会合についてウクライナ情勢が主要なテーマの一つになるとの認識を示した。「国際情勢が大きく揺れ動く中、価値や原則を共有するG7がしっかりと連携を維持・強化できるかが問われている局面だ。各国としっかり意見交換し、連携を深めていきたい」と述べた。
また、今回の訪問に合わせて日米韓3か国の外相会談も調整している。岩屋外相は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応で3か国の連携を改めて確認したい考えを示している。
なお、岩屋外相は19日から23日にかけて南アフリカのヨハネスブルクを訪れ、20か国・地域(G20)外相会合にも出席する予定だ。
今回の外相会合は、トランプ米政権発足後初めてのG7外相会合となる。国際情勢が不安定化する中、G7各国の連携強化が注目される。
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