政府は、非対面での口座開設やクレジットカード申請時に行われている、マイナンバーカードや運転免許証の画像送信による本人確認方法を2027年4月に廃止する方針を固めた。この決定は、なりすましによる犯罪が相次いでいることを受けてのものである。
警察庁によると、他人になりすまして偽造した口座やカードが特殊詐欺などの犯罪に悪用されるケースが増加しており、治安上の課題となっていた。このため、スマートフォンなどで身分証明書の券面を撮影して画像を送信する方法や、免許証などのコピーを郵送する方法を原則廃止することにした。
一方で、マイナンバーカードや運転免許証のICチップに記録された情報を読み取る非対面での確認方法は引き続き認められる見通しである。
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