ルビオ国務長官 台湾の現状変更に反対

2025/03/03 更新: 2025/03/03

アメリカのルビオ国務長官は2月26日のインタビューで、中国共産党(中共)が2027年に台湾に侵攻した場合の台湾防衛の決意について問われた。ルビオ長官は、これは世界にとって恐ろしいことであり、中国にとっても悪いことだと述べ、アメリカはこれを防ぐ約束をしていると語った。同日、中国軍は台湾の南西沖、高雄・屏東から40海里の海域で予告なしの射撃訓練を実施した。台湾の与野党は一致して、中共軍の地域の平和と安定を破壊する行為を非難した。

ルビオ米国務長官は26日「FOXニュース」のインタビューに応じ、中共が2027年に台湾を占領する準備を進めていること、トランプ大統領とともに台湾を守る決意をどのように固めているかについて質問された。

ルビオ氏は「我々は武力、強制、脅迫によって台湾の現状を変更するいかなる行為にも反対する。これは1970年代末以来の我々の立場であり、今後も変わらない。アメリカはこのような事態を防ぎ、対応するという約束をしており、必ず果たす。中共もこのことを理解している」と述べた。さらに、ルビオ氏は中共の台湾侵攻について「これは世界にとって恐ろしいことであり、中国にとっても悪いことだ」と強調した。

先日、ルビオ氏はインタビューで、アメリカが台湾を防衛するかどうかについても言及した。

米国務長官ルビオ氏は「我々の台湾に対する約束は明確であり、長年にわたって多くの政権がこれを表明してきた。我々はいかなる形でも台湾の現状を強制的に変更することに反対する」と述べた。

ルビオ氏は、アメリカが台湾の現状を強制的に変更することに反対し、保障を提供する意向を示した。

ルビオ氏は「我々は紛争を望んでいないが、我々の長年の政策、6つの保証、台湾関係法は、武力や脅威、強制による台湾の現状変更に反対する立場を明確に示している。これは依然として我々の政策であり、台湾の現状の安定のための保障を提供し続ける」と述べた。

ルビオ氏の就任後、米国務省のウェブサイトから「台湾独立を支持しない」という声明が削除され、台湾と米国防総省、半導体の協力に関する新たな内容が追加された。これは、トランプ政権が台湾に友好的であり、中共に対してより強硬な姿勢を示していることを意味する。

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