最近、「すき家」のみそ汁にネズミが混入していたという事件が日本を揺るがした。SNS上ではネズミが味噌汁の中に浸かっている生々しい写真が拡散され、トラウマになっている人も少なくない。
しかし日本でネズミで大騒ぎになっている頃、中国でもネズミがSNSで話題となっていた。
中国では「一応」、ネズミを食品として販売することは法律で禁じられているが、同国のSNSには「ネズミ大量買取します」の広告や「ネズミの養殖法」「ネズミ料理レシピ」などの動画が多く配信されており、一部地域の市場では堂々と取引されている。
もちろん売る側は「野生ではなく、養殖モノ」と主張する。
最近、広東省佛山市の市場で「ネズミの干物(中国語:鼠肉乾)」が取引されている話題が中国SNSのトレンド入りした。

500グラム約150元(約3千円)で取引されているという。
地元民は、このネズミの干物を、「現地の特産品」と呼んでいるそうだ。一般的な食べ方としては、白米と一緒に蒸したり、炒め物にして食べられることが多いとのこと。特に農村部では、ネズミ肉が家庭料理の一部として親しまれているという。
一部市民は「ネズミ料理は身体に良い!」と信じており、SNSなどでも「ネズミは栄養価が高く、ネズミ1匹で3匹のニワトリに相当する」などと謳われている。
しかし、こうした宣伝に対し、専門家は「過大宣伝であり、ネズミ肉は他の動物肉と同様、特に優れているということはない」と反論しており、「栄養が良いどころか、「ネズミは多くの伝染病の感染源であり、野生か否かに関係なくネズミを食用することは大きな健康リスクを伴う」と警鐘を鳴らしている。
すき家の事件の真相は解明されておらず(2025年4月11日現在)この記事の内容は特定の国や団体、個人の関与を示唆するものではありません。

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