イランの核規制当局は日曜日未明、米国の爆撃機による同国の三つの核施設への攻撃後、「汚染の兆候は見られなかった」と発表した。
イラン原子力規制庁の一部門である国家核安全システムセンターは、米国による大規模な攻撃の余波がまだ収まらぬ中、監視活動についてイラン国営メディアを通じて声明を発表した。
同機関によれば、爆撃を受けた三つの施設――フォルドウ、イスファハン、ナタンズ――のいずれにおいても放射性物質の放出は検出されなかった。
「前述の施設周辺に居住する住民に危険はない」とも付け加えた。
イランには稼働中の原子炉は一基しかなく、それは南部のブーシェフル原子力発電所であり、イスラエルや米国の攻撃対象にはなっていない。これまで標的とされた施設は、イランがウランを濃縮していた(フォルドウおよびナタンズ)、ウランを転換していた(イスファハン)、およびその濃縮用遠心分離機を製造していた場所(イスファハン)である。
サウジアラビアの原子力・放射線規制委員会もまた、イラン西方の湾岸地域に設置した監視装置で、米国の攻撃後に放射線を検出しなかったと発表した。
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